日本人にとって「だし」は、なくてはならない食文化。
オイルの文化があまり育たなかったのは、「だし」で十分美味しかったからなのではないか、
と、最近ふと思います。
「だし」の基礎を理解してお料理ができたら、どんなに楽しい暮らしになることでしょうか。
そんな気持ちを込めて開催した viorto! 初の出汁ひき教室。
昆布、かつお節、いりこ、乾椎茸の4つの食材にスポットを当てました。
大量生産、工場生産が主流の世の中です。
残念ながら、どんな素材を選んでもおいしくできる。とは限りません。
美味しいものの選び方は、生産者や文化の守り方。
代々続いてきたこの食文化を次の世代につなげてゆくためにも・・・。
選び方のお話を座学の後は、実践です。
かつお節は削り器でシュッシュッ。
殆どの方が初めのチャレンジだったにもかかわらず、皆さんとってもお上手!
「きれいに削れると気持ちがいいね。」「削れる音が心地よいね。」
そんな話をしながら・・・。
切り干し大根の炊き込みご飯はいりこのだし。
蒸し豆腐のあんかけは椎茸の戻し汁。
絹さや入りのかき玉汁・菜の花の煮びたしは、昆布とかつおの合わせだし。
それぞれの出汁の香りや旨みをいただきました。
良いおだしがひけて、美味しい発酵食品を知っていて、油の使い方がパーフェクトだったら、これ以上のお料理上手はいないでしょうね。
大事な大事な私たちの食文化をテーマとしただしひき教室。
きっとまたいつか開催いたします。
その時は是非ご参加してみてくださいネ。