8月にお邪魔しました 岡山県高梁市の「wara倶楽無」以来のご縁、
重ね煮料理研究家の戸練ミナさんをお迎えし、お料理教室を開催いたしました。
重ね煮とは・・・丁寧に下ごしらえしたお野菜たちをお鍋の底から順々に重ねて、じっくり加熱をし野菜の旨みを引き出す調理方法。
私がイタリアで学んだ「オリーブオイルを使って野菜の旨みをじっくり引き出す調理方法」と、なんとなく雰囲気が似ている。とずっと気になっていた調理法です。
wara倶楽無で、「イタリア家庭料理」に共感をもってくださった戸練さん。
大変光栄なことに、それ以来、はるばる長野県よりviorto!のレッスンに参加してくださっている中、
「私も戸練さんのお料理をいただきたい!」と食いしん坊魂に火が付き(!)、お忙しいところ承知で特別に開催していただいた特別レッスンでした。
戸練さんのお料理は、自然への愛があふれんばかり。
目の前のお野菜と、どのように育ってきたのかな?と会話をします。
そして、ちゃんとお野菜たちはそれにこたえるのです。
私もこの日以来、戸練さんの熱い想いが、ビビっと染み渡り、
より野菜や食材たちの声を聴けるようになりました。
この日は基本の重ね煮をご伝授。
きのこ、たまねぎ、人参のハーモニーをさまざまなお料理に応用して楽しみました。
重ね煮というくらいですから、この調理法ではさまざまな野菜が一度にお鍋の中に入ります。
戸練さんも「はあも煮」と表現されている通り、それぞれが調和しつつ旨みを引き出します。
今回は和食の提案をしていただきましたが、私の大好きなオリーブオイルである「オルチョ」もしっかりそれぞれのお野菜と仲良しになり、
ほっぺた落ちる和の食卓を引き立ててくれたことが、とてもうれしかったことの一つ。
重ね煮の戸練ミナさん、イタリア家庭料理を基本としている私。
似ているようで似ていない、
ん?正反対!と思うこともしばしば。
しかしながら、根本が同じこの二つの料理。
じっくり考えていくと、本当に面白い・・・。
重ね煮とのご縁、これからますます深まっていきそうな予感。
それぞれの良いところをどんどん生かし、よりおいしい食卓をつなげていきたいと心から思います。
ミナさん、本当にありがとうございました!