4月のレギュラーレッスン模様。
viorto! の春は、筍、椎茸、蒜山の雪下人参で始まります。
今一番おいしいもので作る食卓。岡山の4月の旬。
4月は、オリーブオイルの使い方:特に加熱の方法を丁寧におさらいしました。
日本の食卓にとって、実は油ってとっても新しい食材だってご存じでしたか?
イタリアではもう何千年も使われていていますが、日本では明治以降になってやっと一般家庭で使われるようになったのですって。
オリーブオイルの加熱温度は・・・野菜の切り方は・・・そんなお話を何度も何度もしてきていますが、今月は改めてみなさんと一緒におさらい。
ご参加くださった皆さん、しっかり頭に入りましたか???(笑)
オリーブオイルで丁寧に作った雪下人参のきんぴらは、最低限の調味料でも甘くて優しい味わい。
人参のうしろに見える山盛りのサラダはviorto!の定番です。上質なオイルと塩だけでいつもモリモリお野菜を召し上がっていただきます。
また、油の日本史同様、お砂糖の日本史も簡単にお話させていただきました。
お砂糖も私たちにとって、新しい食材の一つ。私たち日本人がずっと使ってきている甘味料は麹です。
そこで、ミツル醤油さんの麹とお醤油でとびきりおいしい醤油麹を作り、旬の菜の花や筍と和えていただきました。
そして、メインは美作の天然水で栽培された椎茸とイルリコッターロさんのプロボーラ、そしてゴーバルさんのハムで作った極上のキッシュ。
予想外に暖かいお天気で、バターを使ったパイ生地を作るのに少し苦戦した日もありましたが、要所要所で冷やしながら仕込んであげれば、5月6月くらいまで、もう少しキッシュは楽しめると思います。
厳選した美味しい食材たちは、それぞれが単独で好き勝手に主張するのではなく、
それぞれ穏やかにどの食材とも調和し、どの一口もそれぞれがじんわーり「美味しい」と思える幸せのキッシュとなりました。
最後に、美作 季耕舎さんのいちご、自家製粒あんを添えた甘酒プリン。
美味しい写真を撮らせてくださったUさん。ありがとうございます。
さて、里山の恵みを存分に楽しんだ4月は終わり、一気に季節は初夏の陽気。
いよいよ、豆の季節が到来。
今年はグリーンピースと魚介の煮込み(main lesson)や、グリーンピースの雑穀リゾット(petit lesson)をご紹介いたします。
また昨年秋のローカルフードヒーローズのイベントで作った「人参のケーキ」も焼き上げます。(main lesson)
どなたでも体験していただけますので、日々の暮らしを丁寧に過ごしたい方、ぜひお気軽にお問い合わせください。
5月のレッスンのご案内はこちらをご覧ください。