「1日の中で1種類でも多い食材を食べることが好ましい。(1日30品目的な)」という考え方は、畑に近い暮らしを知ると難しいことだと知りました。
4月の岡山(南)ならば、筍や山菜、葉野菜やサラダ、キノコ類が旬でしょうか。季節のものは毎日続いてもとても嬉しく美味しいものです。
そうは言っても、さまざまな食材を食べることに慣れている私たち現代人は、醤油風味で炊いた筍を毎日食べることに飽きてしまいがち。そんなことをこの土地に住んで気がつきました。
それならば!と、同じ野菜をさまざまな料理に仕立てて毎日新しい気持ちで食事ができたら良いのではないかと、毎年4月の教室では筍や原木椎茸を使ったレシピをご紹介しています。
今年の4月はこれまでリクエストをたくさんいただいていたスパイス料理。
基本のスパイスカレーの作り方(組み立て方というべきでしょうか)を3種ご紹介しました。
スパイスやハーブはいつものシンプルな料理を華やかにするための名脇役です。
脇役だからこそ、スパイスは素材の旨みを引き出し、より美味しくなるような使い方をしたいものです。決して損なうことがないように。
筍や菜の花の風味、椎茸の香り、じゃがいもの甘み、そして米の旨みをスパイスが引き立てるべく。
油脂を使用する量も比較的多めです。
油の使い分け、そしてその使い方も重要。
そんなことを一つ一つ大切に考えて台所に立つことが好きです。
サラダプレートは春色。
食後にはドライフルーツを使ったキャンディをマサラチャイと。
ご参加、ありがとうございました。
5月の教室では、初夏のイタリア家庭料理をご紹介いたします。
空席状況など詳しくはこちらをご覧ください。
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揚げじゃがいものトマトカレー
椎茸のクリームカレー
筍と菜の花のサブジ
玄米ご飯
アボガドと塩キャベツのサラダ
赤玉ねぎとゆで卵の酢漬け
春のグリーンサラダ
ドライフルーツのキャンディー
マサラチャイ