記録的な夏が過ぎ、季節は秋。
雨風の影響で、野菜の種類は少なかったものの9月の食卓は秋の色。
7月に行ったイタリアでの旅で出逢った料理を少しアレンジしながら、イタリアの野菜と日本の野菜を比較しながらの料理教室。
イタリアの野菜は美味しいといわれるのはなぜなのか。
オリーブオイルも、トマトの水煮も、イタリア産ばかり注目されるわけは?
日本で美味しいイタリア料理を作るために、私たちの意識はどこにむけるべきなのか。
この3つを忘れなければ、きっときっと日本の家庭でもとびっきり美味しいイタリア料理を楽しむことができると信じている。
*素材選び
*低温調理
*時間をかけること
(イタリア料理だけではなく、多くの国の料理に言えることでもある。)
新鮮な野菜、そして本物の調味料を吟味すること。
調理の際に低温を心掛けること。(特に油を介す料理はこれがとても重要。)
そして時間をかけて、じっくり野菜や食材の水分を飛ばしていくこと。水分を上手に調整することで素材の良さを引き出すことができる。
まさに時間は調味料。
時間を惜しむと、もっと沢山の(時にとても濃い味の)調味料を足す必要が出てくる。
ずっと鍋やフライパンの前に立ってて・・・というわけではなく「素材を信じてゆっくり待つ」ことが大事。
今月は久しぶりにみんなで手地パスタを作ることに。
マルケ州で自然栽培を営む心優しいクリスチャンのファッロでフジッリを。
ドルチェには、イタリアレモンを使ったジェラート。
この夏の思い出をたっぷり閉じ込めたつもり。
皆にイタリアの風が届いたとしたらとても嬉しい。
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〇舞茸のフジッリ
〇レンティッキエのクレマ
〇無花果とサラミ
〇隠元のバルサミコ和え
〇南瓜とピーマンの重ね焼き
〇茄子のロースト マリナーラ風
〇レモンのジェラート