「週末はどっさりと雪が降るよ。」
というお天気予報通り、山陰地方・日本海沿岸は真っ白の週末となりました。
そんな中、毎年恒例の味噌つくりの会を無事に終了いたしました。
雪道の中、お車で・バスでお越しくださいました皆様ありがとうございました。
高速道路が閉鎖された区間があったため、やむを得ずご参加できなかった皆様、残念でしたがまた来年のお越しを楽しみにしております。
西日本でも屈指の雪国である「蒜山」でわざわざ冬にお味噌つくりの会を開催するのには、たくさんの理由があります。
〇味噌はゆっくり発酵させたほうが美味しくなります。寒い季節に仕込むことで走り出しはゆっくりじっくりと麹菌に働いてもらうため。
〇秋に収穫したばかりのお米や大豆を原料として使うことができるため。
〇農閑期であるこの季節。お米や大豆の生産者とゆったりと共にお味噌を仕込むため。
〇大豆を炊く水も美味しい山の水で。
〇美しい雪景色を見ながら仕込んだお味噌は素敵な思い出になり、毎朝のお味噌汁をいただく際に、きっとそんな光景がお味噌汁の旨みに加わることを思って。
などなど・・・
大雪予報にハラハラしながらも、viorto! のお味噌つくりの会は、来年も再来年もやっぱり冬の蒜山くどで開催したいと強く思っています。
荒天と言われつつも、くどの窓から見る外の景色は言葉に尽くせないほど美しく、また雪が少ない光を集め、差し伸べてくれました。
それぞれの方が、とても穏やかに、楽しそうに、原料と向き合ってお味噌を仕込まれていました。
みんながキラキラしていて、私はその光景に引き込まれてしまったほど。
viorto! が伝えたい豊かな暮らしのすべてがそこにありました。
皆様、ご参加いただきまして本当にありがとうございます。
そして、お米と大豆を育ててくださった蒜山耕藝のお二人、お手伝いしてくださったお豆腐職人の松井さん、
杉樽を提供してくださった司製樽の原田さん、本当に本当にありがとうございました。