1年半ほど前に参加させていただいた local food heroes okayama で知り合った〈みつ有機組合〉さんは、
岡山市内より、北へ30分ほど車を走らせてところでおじいさんの代から有機農業を続ける素敵な農家さんです。
一年をとおして、我が家、そしてviorto! の野菜は、そのほとんどをみつ有機組合さんにお願いしています。
彼らのお野菜の第一印象は、
〈美しい〉〈丁寧〉〈農業を心の底から楽しんでいる〉。
みつさんのお野菜をいただくとすれば、四季折々の野菜をふんだんに使ったサラダ が一番好きかも!と、
素直に感じるほど、生でいただく野菜たちがとても美味しく、また生き生きしているのです。
ご自身の田んぼと隣接する畑には、可愛いカエルたちがたくさん。
ずっとずっと農薬や化学肥料を使ずに自然とともに暮らしてこられた証。
今ではオーガニック野菜というとよいイメージが強いですが、30年前は〈変わり者〉とレッテルを張られて苦しい時代もあったようです。
美しい花を咲かせている茄子と結果したての赤ちゃん。
ミニトマトの種類もたくさん。甘いのはもちろんなのですが、その甘味に嫌味がなく清らかです。
そしてイタリアの加工用トマトの代表ともいえるサンマルツァーノ。
何度かこのブログにも書いていますが、今年はトマトにとって厳しい夏のようです。
そんな中、しっかり実をつけるこのトマトたちの力強さに脱帽です。
一年の中には端境期といって、野菜があまりとれない時期が必ずあるのですが、
それでも必ず何種類かのお野菜を収穫できるように入念に計画して作付けをされています。
私は何度みつさんに助けていただいたのだろう、という感謝の気持ちが、
この夏は特に強く湧き上がっています。
自然に向き合って、真面目に作物を作ってくれる人は本当に偉大です。
私たち消費者も五感を研ぎすまして、自然を感じ、そして生産者の声にしっかり耳を傾けなくては、と考えています。
野菜が、食べ物が、いつでも手に入ることは当たり前のことではありません。
その裏で、一生懸命動いている方がいることを忘れずに・・・。
今日も感謝の気持ちを込めてお料理をしたいと思います。