3月のレギュラーレッスンが終了しました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうござました!
3月のレッスンのテーマは、〈イタリアの乾物と古代小麦〉。
現在2万千種類以上あるといわれている小麦ですが、
それらをずぅーーーっと遡ってゆくと辿りつくという、古代小麦。
その中でもファッロというイタリアで栽培されている小麦と、同じ畑でとれたひよこ豆をご紹介いたしました。
もちろん、イタリアからの小麦とひよこ豆以外は、お友達が栽培した作物や、近隣のお野菜、魚介を使用し、「瀬戸内家庭料理」であることは忘れていません。
岡山県産のおいしい蓮根や、ご縁あり届いたwaccafarm の人参、北海道の折笠さんのジャガイモたち・・・。
こちらは、手打ちパスタづくりの一コマです。
全粒粉とは思えない手触りのよいサラサラの粉は、貝殻型のパスタに変身。
みんなでわいわい作る手打ちパスタは、本当に楽しいひと時。
南イタリアの田舎にトリップしたような本格的なパスタが出来上がりました。
滋養あふれるひよこ豆は、瀬戸内の鯛と一緒にスープ仕立てに。
旬のレモンを添えるのがよりおいしくいただくポイント。
春色の食卓は、幸せな香りでいっぱい。
別腹のドルチェはスペシャルティラミス。
上蒜山のイルリコッターロさんのリコッタフレスカに、美作の季耕舎さんのいちご「おおきみ」を合わせました。
食材ありきのメニュー作り・・・。
美味しいものを作ってくれる人がいるからこそ、こんなスペシャルティラミスを作ることができました。
ふわふわで軽いクリームは、絶品!
私自身もレッスンのたびにつまみ食いしてしまいたくなる極上の出来栄えでした。
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viorto! のレッスンメニューを考えるにあたって大切にしていることは、
〈簡単で美味しい〉ということ。
台所に立つすべての人にお料理の楽しさや美味しくできた感動を味わってほしいから。
いつもお話していることなのですが、
「おうちのごはん」と「外のごはん」は、まったく別のもの。
レストランや料亭のような味わいを毎日の家庭で再現する必要はないし、
またその調理方法や食材の選び方も、同じではありません。
「持っている料理の本と書いてあることが違う。」
「イタリアンレストランでもそうしているの?」
など、質問を受けることがよくあります。
イタリアレストランは「外のごはん」、
マンマ(イタリア語でお母さん)の料理は「おうちのごはん」なんですよね。
スープの作り方一つとっても、調理法が違うのが本当に面白いところです。
「今日はおうちでご飯が食べたいなぁ・・・」と、
ご家族に思ってもらえるようなレシピをこれからも考えていきたいと思います。
4月のレギュラーレッスン、お席がわずかとなりました。
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