
夏休み子ども料理教室を開催いたしました。
テーマは、「いつものものを手作りしよう。」
いつも当たり前のように口にしているもの、冷蔵庫に入っているものを子どもたちと一緒につくってみました。
メインのサンドイッチを作るための豆乳マヨネーズ。
ミキサーのスイッチが入ったときの子どもたちの歓声といったら・・・!!
大きな子も、小さな子も、卵もそーっとお鍋にいれてみました。
たまごの殻を丁寧に剥き、パンにはさむ。
生のトウモロコシを使ってコーンスープ。
上手に包丁を使って種をそぎます。
お子様ランチには必ずと言っていいほどついてくるコーンスープですが、生のトウモロコシを使って作ったスープを食べたことのある人は、意外にも少ないのではないでしょうか。
「自分で作るとどんな味?」
みんなで作ったコーンスープ、あっという間にお鍋がからっぽになりました。
デザートは、くずもち。
みんなで交互に一生懸命練ります。
出来立てのくずもちはプルプルもちもち。
きな粉をかけていただこうと思ったけれど、「子どもたちはこのままの方が美味しい!」と、そのままパクパク。
この日の キッチンスタジオは、終始、 「やりたい!」 「やらせて!」 の声が響き渡り、エネルギッシュな空間となりました。
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料理は感性で作るものだと思います。
しかし、現代人の私たちは、「感性」が少し鈍くなってしまっていている気がしてなりません。
小さいころから化学調味料に頼る食卓が日常だったり、
デパートに行けば、簡単に色とりどりのおかずがあったり、
安いお店がたくさんあって、外食も日常茶飯事。
即席な味になれてしまうと、どうしても感性が鈍ってしまうもの。
いつも手作り・・・とは言いませんが、普段口にしているものがどのように作られているのか、そして、丁寧に作ったものはどんな味がするのか。
これを子どもたちに伝えることは私たちの大人の使命だと思うのです。
先人から受けとった「美味しい文化」のバトン、もっともっと美味しくして、しっかりと次の世代に繋げていきたいとおもいませんか?
「いつものものを作ってみよう。」
この夏休み、大人も、子どもも、ぜひチャレンジしてみてほしいなぁと思います。
*子ども料理教室は、viorto!の会員様むけの特別講座として不定期で開催しております。

盛夏のレッスンが明日より始まります。
皆さん、お元気に過ごされているかしら?
美味しいもので元気つけてますか?
「暑い」という言葉が挨拶のようになってしまっていませんか?
日本には、「季節」があります。
桜の舞う並木道や、どこまでも続く秋の青空、そしてじめじめした梅雨もあり、蝉しぐれの夏もあります。
うなだれるような暑さの夏は、私もずっと好きではなかったのですが、
先人が日本の風土と共に生きてきた知恵や文化を知るにつれ、
寒い冬も、暑い夏も、じめじめした梅雨も、いつも感謝いっぱいの気持ちで過ごせるようになりました。
目にも美しい夏野菜の輝きや、秋の金色の収穫には、雨も太陽の光も、両方大切。
あまーいトマトとか、
お正月のなめらかな丸餅とか、
馨しいお醤油やお味噌とか、
すべてのものに四季の移り変わりが必要です。
そうはいっても、私の仕事は夏の厳しい暑さを一日中体全身で感じる仕事ではないので、そうそう偉そうにには言えません。
でも、ネガティブな気持ちで暑い夏を過ごしている方に会うと、
「もったいなーい!」と叫んでしまいたくなるのです。
「夏の暑さ、楽しみませんか?」
太陽の光、突然の雨、涼しい木陰、のどを潤す夏野菜や果物、元気な虫たち。
きっとあと数週間もすれば、朝晩少しずつ涼しくなって秋の到来を感じることができるでしょう。
日本の風土と共に生きる。
自然からのいろいろな声をたくさん感じる夏にしたいなと思います。
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さて、8月のレギュラーレッスンも夏を楽しむメニューが盛りだくさん。
夏こそ食べたい日本の発酵食品とイタリアからの滋養あふれる古代小麦や確かな質のオリーブオイルを組み合わせたパスタは調理時間8分!
そして、冷房で冷えた体を温める本葛のデザートもご紹介いたします。
そうはいっても暑い夏は苦手・・・という方、ぜひviorto!のレッスンで夏を感じてくださいネ。
ご予約・詳細はこちら→☆

昨年、一眼レフのカメラを買って、目下カメラの練習中。
先日、カメラマン3人と食事をするというシチュエーションがあり、
どうやったら写真が上手にとれるようになるか。という話になりました。
すると3人のカメラマンは同様に、
「写真を上手に取りたいならば、美しい写真をたくさん見ること。」
「写真集とか、美術館の情報だったら、教えてあげられるかな。」
「結局はセンス(感性)を磨くことじゃないかな。」
と似たようなことを話していたのが、私が思う料理の上達方法とまるで同じで、妙に納得してしまいました。
カメラも料理もおんなじアート。
「本当の美味しい」を知ること。
が、まずは大切。だと思っています。
もちろん、百戦錬磨で何度も何度も練習することはとても大事なのだけれど、自分自身のセンス(感性)が研ぎ澄まされていなければ・・・本物の味を体験していなければ・・・どんなに挑戦しても、上達への道は険しい。
うちの父は料理はしませんが、母が「美味しいもの」を食べる機会をいつも喜んでいました。
「お母さんが美味しいものを食べていると、家の食事が美味しくなるから。」と。
そんな環境で育った私も、料理上手になるために、「美味しそうなもの」にアンテナを張り続けて30年。笑
教室でも、本物の食材を使い、美味しい体験ができるように、主には私がデモンストレーションで調理をしています。
みんなが「美味しい」と感性を研ぎ澄ますレッスンができたらいいなと、いつも思っています。
私のカメラワークも、たくさんの美しい写真や風景の体験と、少しのイマジネーションがあったら、きっと上達していくのかなぁとぼんやり思います。
8月レッスンも皆さんの五感を研ぎすますレシピをたくさん製作中。
いよいよ来週から始まります。ご予約、まだの方お早目に・・・♪

7月のレギュラーレッスン模様。
今年は雨が多く日照不足の7月だった聞きます。
過ごしやすい気温は助かりましたが、少し畑が心配になった夏の始まりでした。
さて、7月はズッキーニとトウモロコシの黄色と緑の鮮やかなコントラストを楽しみました。
みんな大好きなトウモロコシは、オリーブオイルでじっくり加熱し、極上の甘さを引き出します。
玄米と和えて、さっぱりとしたサラダに。
今は、電子レンジを使って簡単に加熱する人が多いと聞きました。
お湯を沸かすことも、油で炒めることも、そんなに大変なことではありません。
せっかくの美味しい野菜の旨みを引き出して、家族やお友達の美味しい顔が見られたらいいですね。
その他、軽く干したズッキーニを重ね焼きや素揚げにして、ズッキーニの甘さを引き出します。
食べ方がわからないという方も多いようですが、シンプルにいただくのが最高に美味しい野菜の一つだと思います。
そして、今月のお魚料理は鯵のマリネ。
新鮮な鯵をお酢とオリーブオイルで漬けこみます。
これからの季節にぴったりの元気の出るレシピ。
日本人にはなじみ深い、魚の油についてのお話もさせていただきました。
簡単混ぜて焼くだけのチーズケーキ。
基本的にviorto! で作る料理は、パンも、ケーキも簡単なものしか作りません。
簡単で、美味しいもの。
毎日の暮らしの中で、頑張りすぎずに作れるもの。
そんなお料理がviorto! らしいかな。と最近思います。
お料理が苦手な方もいらっしゃるかと思いますが、食べることって一生続きますよね。
苦手意識はいっそ取り払って、シンプルなお料理にどんどんチャレンジして、自分で料理をすることの楽しさ、美味しさを一人でも多くの方に感じていただけたらと思います。
そうそう、viorto! のレッスンは基本的に私が皆さんの前ですべてのお料理を仕上げますので、お料理が上手な人も苦手な人も、何も関係なくレッスンを楽しんでいただけるかと思います。
8月のレッスンの準備も少しずつはじめました、来月もどうぞよろしくお願いいたします。
8月レッスンのご案内・ご予約はこちら→ ☆

天災が少ないといわれる「晴れの国」岡山にめずらしく上陸した台風が日本海へ去っていきました。
台風はどんなふうに自然界で有益に作用するのか、なんてぼーっと考えながら過ごしました。
雨風が必要なように、きっと台風も自然界には必要不可欠な現象なのでしょう。
岡山に来てから強く感じることは、「自然はパーフェクトである。」ということ。
自然界ではいろいろな命がそれぞれ寄り添って、調和して、バランスを保ちながら共生している。
人は、非自然的なものばかり生み出している気がするけれど、しっかり自然界の中でバランスがとられている。
競争社会・弱肉強食に見える世界も、心を静めて見つめれば、共生社会なのだ。と先日息子の合気道の先生からのお便りにもありました。
私は以前、いろいろな国の人に会う仕事をしていました。
世界中の人が、きっとみんな愛する家族や友達とともに、平和な未来を願っているのだと知りました。
私も、平和がいいな、と心の底から考えています。
皆さんも、きっとそうでしょう?
それならば、できることから始めていくのはいかがでしょうか?
毎日の小さなことから、変えていきませんか?
まずは「衣食住」を大切にすること。
衣を大切に、
食べるものを丁寧に、
住まいをシンプルに、
頭に浮かぶ一つのことからでいいから、毎日を丁寧に暮らすこと。
ひとりでも多くの人が、そう思いながら日常を過ごすことで、きっと平和な未来がやってくるのではないでしょうか。
暮らしとつながる料理教室viorto! は、これからもずっと丁寧な暮らし方を提案してきたいと思います。